さっぽろ天神山アートスタジオというところ

2016.06.12

はじめまして。坂口千秋と申します。

現代美術の現場で、いろいろな場所のいろいろな仕事に関わっています。2014年のSIAFの時はさっぽろ天神山アートスタジオの手伝いで札幌に半年滞在しました。

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南平岸の天神山緑地に建つこの施設は、元は外国人専用の滞在施設でしたが、もう何年も使われていませんでした。その扉を開けたのが、2014年の札幌国際芸術祭です。SIAFの開催を機に、アーティストが滞在制作できるアーティスト・イン・レジデンスの施設として、また市民の芸術交流の場として再生させたのです。

2014年はSIAF作家が続々滞在して賑わいました。山川冬樹さんはここから明け方カヌーを積んで石狩湾へ出発していきました。真鍋大度さん+ライゾマの皆さんは部屋に籠もってて太陽の下ではほとんど見かけませんでした。

北3条広場での盆踊り八月祭の会場に敷き詰める大風呂敷もここでつくりました。

八月祭といえば、今度新しい八月祭の音頭をつくることになりました。その歌詞を絶賛募集中です。

告知!!さっぽろ八月祭音頭(仮)歌詞大募集!!!

皆さんが思う「札幌あるある」をたくさん送ってください。それらをもとに盆踊りをつくります。締め切りは6月22日。けっこうすぐですね? 詳細はこちら!↓

http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/phrase/

話を戻して、さっぽろ天神山アートスタジオの話です。

こうして2014年スタートした天神山アートスタジオですが、通年で利用できるレジデンス施設として徐々に国内外に評判が知れ渡り、2015年は16カ国の260名の方が利用しました。美術のみならず舞台や音楽関係者も多く、札幌の芸術文化活動を支える重要な施設となっています。

さらにここのユニークな点は、1F部分を共有スペースとして一般に開放している点です。散歩の途中に立ち寄ってばったりアーティストに出会う、なんてことは日常茶飯事。ラウンジでまったり過ごしたり、勉強したり、子どもと遊んだり、卓球したり、読書したりと、みな思い思いに過ごしながら、日常とアートがいつでも交差する場なのです。

展覧会「Sound Trace」の関連イベント「リスニングパーティ」のようす
artist: Nadege Philippe-Janon (Australia)

また月に一度、Art & Breakfast Day という滞在アーティストと朝食を囲む会を開催しています。Art & Breakfast Dayはアーティスト三田村光土里さんの発案したアートプロジェクトで世界各地で開催されていますが、定期的に行っているのは天神山だけ。緑に囲まれた空間で朝食とアートを楽しむ、誰でも参加OKなので、ぜひ一度足を運んでみてください。6月の開催日は6月19日の日曜日。ディレクターの小田井真美さんのオランダ報告会付きです。

SIAF2017へ向けて、もう少しすると作家が随時来札し、リサーチを始めていくことになります。彼らが札幌で見聞きし感じたことが、ここでアイデアに変わるかもしれません。アートが生まれるところ&アートに出会うところ、3年目のさっぽろ天神山アートスタジオに期待してます。

芸術は敷居が高くてわからん!という方も、散歩のつもりでぜひ足を運んでみてください。専任スタッフが歓迎します。「朝ごはんを食べるのがなぜアートなの?」とぶっちゃけた質問をしてもいいし、「あなたどうやって食べてるの?」みたいな生活感あふれた質問にも、きっとアーティストは苦笑いしながら答えてくれるでしょう。

坂口 千秋
坂口 千秋
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