「デザインプロジェクト」ちょっとずつ進んでます!

2016.05.31

去る5月21日、ご応募いただいた皆さんとともに行って参りました「SIAFまち歩きワークショップ」。SIAF2017のデザインの特徴を一言で申し上げますと「先に決めてしまわない」。今の時代、情報の発信先は常に「世界」となってしまうわけで、ましてや「国際芸術祭」となるとそこのところを意識しないわけに行きません。とは言え、やはり何より大事にしたいのは「そこを訪れてくれる人」&「そこに居合わせる人」。芸術祭の「デザイン」には皆さんを気持ちよく会場へと向かわせる責務が伴っています。しかしこれがなかなかの難題。何しろ街は様々な情報で溢れており、「札幌国際芸術祭」は後から何とかそこに割り込まなければならない立場です。

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いかにして目立つか。それは街中のどの情報元も考えに考えて実行していること。そんな中に飛び込むとなれば一筋縄では行きません。そこでド直球「目立つ色」の検証から始めてみました。ポスターを貼る場所を選べばそれなりに功を奏してくれそうですが「何も書いてないとインパクトある!」の声続出。それ自体がコンセプチャルなアートみたいな。「芸術祭なんだしそれもいいんじゃ?」。いや駄目です。それではポスターになりません。芸術祭のデザインなので宣伝をしなければならないのです。「ポスターいらないんじゃ?」。いやいや。そうも行きません。でも何かヒントは見つかりつつあるような。

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つまるところ「むむむ?」「なんだなんだ?」を街に溢れさせたいわけです。「今何かやってるの?」「何が始まるの?」というような。だんだんワクワクしてきた。という空気がワークショップメンバーの間にも共有されて行きます。徐々に徐々に。楽しいなぁ。いや何だか申し訳ない気分にもなってきます。先に自分らだけで楽しんでて。まだ何もやってないのに。でも会場周辺の様子はかなりわかってきました。時間の流れに差があるのです。近年の札幌の街は開発のスピードも早く、どんどん姿を変えていますが、人の生活はそんなにいきなりスピードアップしません。やはり時間の流れというのは大事で、「刻まれてきた時間」の扱いも芸術祭のテーマと重なる気がします。

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翌日22日にはデザインを仕事にしている人達を主たる対象として「第2回SIAFデザインミーティング」を行いました。ワークショップで聞かれた具体的な声も紹介しつつ、宣伝のためのデザインだけでなく、デザインそれ自体をテーマ化した展示の可能性など、様々な意見交換を行いました。6月8日には「第3回SIAFデザインミーティング」を行います。徐々に専門的な話にもなって行きますが、参加は大歓迎ですから、ご興味持たれた方はぜひ。ワークショップの成果も踏まえつつ、段階的にデザインの具体化を図って行きます。

佐藤 直樹
佐藤 直樹
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